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子どもは育つチカラを持っている

2025.08.31

園長になってから、組織運営を日々研究していました。もちろん今もしています。

1つ目の課題は、幼稚園から0歳6ヶ月の子どもを預かる施設に変わった(幼保連携型認定こども園になった)ので、運営体制をどう変化させたらいいか。

2つ目は、今の日本の子育て(人が育つ事)にまつわる課題をどのように捉えていくと良いのか。

3つ目は、働く人の働き方と組織のちょうどいい関係はどんなものか。

ざっと考えてこんなことが課題にあがってきました。

一つずつ課題に向き合った時に、当然園長一人でできることなどありません。

職員と一緒にできることからコツコツと進めてきました。私がその時に大切にしたことは、「ひろせ幼稚園に関わる人全てが、『やってみようかな。』と思える気持ちが持てること。」でした。

仕事も生活も無理をしながらだと続けにくいと思うのです。ですから、『やってみようかな。』『これなら続けられそうな気がする。』という気持ちが感じられることを大切にしてきました。

 

そんなことをしてきたら、先日、茨城で行われた全日本私立幼稚園連合会の(第38回全日本私立幼稚園連合会関東地区教員研修茨城大会)に問題提起者として参加してほしいとの依頼を受けて、発表をしてきました。

テーマは「幼児理解」。組織運営の研究で直接的に「幼児理解」につながるものはないのですが、その研究の中で「異年齢保育」を続けていたので、そこから「幼児理解をするために」という問題提起をして発表してきました。

 

幼児理解として発表するために、異年齢保育でやってきたことを整理して見えてきたことがありました。

園長になった当初と今とでは職員の子どもへの言葉掛けや関わり方が変わっていました。また、子どもが夢中になって遊ぶ姿が増えました。本当にやりたいことをしている子どもの集中力は1時間ほどあることや、子どもは育つチカラを持っていると信じることができる職員が増えたことが見えてきました。

 

人が育つのには時間がかかります。今回も数年の年月を経たからこそ見えてきたことがたくさんありました。これからもコツコツと研究し続けていきます。